「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズを鑑賞した後に「ホビット」をみると、あるひとつの違和感を抱きます。
そう、レゴラスの性格の変化。
レゴラスの性格はどのように変化したのか、どうして変わったのか、「ロード・オブ・ザ・リング」と「ホビット」でのレゴラスを比較しました。
※比較対象は映画版でのレゴラスに限ります
映画「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズを見る方法は下記記事で紹介しています!

目次
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズでのレゴラスの性格
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「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのみを鑑賞した場合、レゴラスの性格に対するイメージはだいたい下記のような印象でしょう。
- クール
- でも仲間思い
- よく気がつく
- おちゃめ
ひとつずつ見ていきます。
レゴラスの性格:クール
感情を表に出すことはありますが、基本的には冷静でクールですね。
人間臭いアラゴルン、頑固で陽気なギムリと行動をともにするからか、相対的に見ても旅の仲間の中ではクールさだけでいえば随一。ただ、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズではレゴラス自体にフォーカスされることがないため、本当のキャラクターが見えないというのはあったと思います。
レゴラスの性格:仲間思い
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クールな印象のレゴラスですが、仲間思いなのは行動を見ればわかります。
「ロード・オブ・ザ・リング」1作目だと、ラストでフロドとサムの後を追おうとしたのはレゴラスでした。
敵意を見せるギムリに対してもレゴラスはそんな素振りを見せることはありませんでしたね。それは種族ではなくギムリを仲間としての意識がさきにあったからではないでしょうか。
レゴラスの性格:よく気がつく
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズを見ていると、敵の気配をまっさきに察知して変化に最初に気づくのはレゴラス。
きっと映画では見えないところでもいくどとなくその危機察知のはやさで仲間のピンチを救ってきたのではないかと推測します。
レゴラスの性格:おちゃめ
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズといえばレゴラスとギムリのくすりとする掛け合いも見どころ。
ドワーフの背丈が小さいところをいじったり、敵を倒した数を競ったり、なかなかおちゃめな性格をしていると思います。きっと旅の道中でもふたりの掛け合いで仲間を和ませていたはずです。
「ホビット」シリーズでのレゴラスの性格
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次は「ホビット」でのレゴラスの性格。だいたいこんなところでしょうか?
- 冷たい
- ツンデレ
- 好戦的
レゴラスの性格:冷たい
「ロード・オブ・ザ・リング」から見た人はレゴラスの性格の変わりようにびっくりしたと思います。
冷たい・・・!クールというよりは冷たいイメージでした。表情からして全然違います。
レゴラスの性格:ツンデレ
冷たいけどたまにデレる。
たとえば、「ホビット 竜に奪われた王国」ではトーリンを背後から襲おうとするオークを助ける義理がないのに助けました。
また、アゾグVSトーリン戦でも、自らの武器を投げてまで救いました。
仲間意識というよりも、オークは共通の敵として倒していたのだと思いますが、冷たい言動とは裏腹にレゴラスの正義が出ているなと感じますね。
レゴラスの性格:好戦的
「ホビット」でのレゴラスは「ロード・オブ・ザ・リング」とは違って好戦的。
挑発的な態度、言動もとる。容赦のない性格に見えますね。ここは父・スランドゥイルを見ていると親子だなぁと感じるところです。
レゴラスの性格はなんで変わった?
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制作側の事情・・・ということは一切抜きにします。
やはり「ホビット」での他種族との交流やオークとの決戦の経験から丸くなったとしか考えられません。
作品の時系列でいえば「ホビット」は「ロード・オブ・ザ・リング」の60年前にあたりますが、エルフにとっての100年の歳月は瞬きの間なので60年という時間で性格が変わるとは思えません。
なので60年で大人になったというよりは、経験がレゴラスを変えたと考えるほうが自然ですね。
ホビットの5軍の戦いを経て
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5軍の戦いでエルフもたくさん死に、かかわったドワーフの死も見ました。
また、心を寄せていたタウリエルの愛する人(キーリ)を失い悲しむ姿も。
それまでは経験がないような、壮絶な体験をしたことでレゴラスの心に変化を与え、結果「ロード・オブ・ザ・リング」では丸くなったと思います。

おわりに
「ホビット」と「ロード・オブ・ザ・リング」でのレゴラスの性格についてでした。
一見クールですが中身は正義感あふれる仲間思いのレゴラス、かっこいいです。
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