私はもう映画「ロード・オブ・ザ・リング」はテープが擦り切れるほど(実際はブルーレイですが)見ているのでさすがにそこまで強くフロドにむかつくことはありません。
が、やはり見るたびにフロドにモヤモヤする気持ちはいつ見ても消えません。
いくら指輪のせいだ、ゴラムのせいだといっても、サムへの当たりようを見ているとイライラしてしまいますよね。
わかる。その気持ち、よくわかる。
この記事は「ロード・オブ・ザ・リング」でフロドにむかつくと感じた人への共感記事です。
目次
「ロード・オブ・ザ・リング」フロドのむかつく場面って・・・
フロドのむかつく場面といえばこの場面ですよね。
でしゃばるなサム。僕ひとりの使命だ
第1部ではあまり感じさせませんでしたが、第2部からフロドの心身がどんどん削られていきます。
その結果、サムへの当たりが強くなるように・・・。
でしゃばるな。僕だけの使命だ
ちょっとサムが指輪やゴラムのことを口出ししたらこれ。
ひどい言いようです。
「二つの塔」から・・・つまり、ゴラムの登場からフロドのサムへの当たりがキツくなってくるんですよね。
それに加え、指輪の力がどんどん強まっているのもありますからね。
この調子で使命を果たすことができるのか・・・!?そんな疑念が湧いてくるほどフロドが消耗してしまっていますよね。
家に帰れ
初見で一番フロドに腹が立ってしまった場面がこれです。
悪いけどサム、お前の助けはもういい。家に帰れ
この場面はいつもサムが不憫でしかたないです。
用無しだからうちへ帰れって・・・ひどい、ひどすぎる。
フロドとサムの仲を引き裂いたゴラムが悪い・・・ゴラムが悪いとはわかってはいるものの、やっぱりフロドに対して怒りの感情が湧いてきますよね。
なんで長年の友より得体の知れないゴラムのことを信じてしまうのか。
ここでフロドへのイライラは頂点に達しますね。同じです、私もです。
それ以上に、レンバスの粉をサムにかけるゴラムにひどく腹立たしく感じますけどね・・・。
フロドが株を上げる場面
でも、そんなフロドが株を上げる場面があります。
繭にされたフロドがオークに連れ去られ、サムによって助けられるシーンでのことです。
サムが指輪をフロドに渡そうとするも躊躇う場面があるのですが、フロドはサムから指輪を奪い返します。
このシーンについて、私は「せっかくサムが助けてくれたのに、なんて態度なんだフロド!」と思っていました。
でも、このシーンの真相は「指輪からサムを救うために奪い取った」が正解のようです。
指輪の脅威はフロドが一番よく知っているから。だからこそすぐにサムを助けるべく指輪を奪い取った。
監督と脚本家がDVDで音声解説しているのを見ると、そのように言っていました。
完全にフロドは「指輪指輪指輪」という中毒状態になっているとばかり思っていましたが、サムのことを思っての行動だったと知り、この場面の見方が変わりましたね。
「ロード・オブ・ザ・リング」フロドがむかつく、でもフロドじゃないとできなかった
サムへの態度は、指輪やゴラムのせいとはいえひどくて何度腹が立ったかわかりません。
でも、結果的にこの任務はフロドにしか成し遂げられなかったことですよね。
強欲とは無縁のホビットでも、フロド以外だと果たしてこの使命を果たすことができたのでしょうか。
想像するしかないですが、サムやメリー、ピピンだとどうも心もとない気がします。
結果論ですけどね〜。
長く指輪を持ったビルボ、ホビットなのに過去に勇敢に戦ったことのあるビルボ、その血筋であるフロドだからこそ、果たせたのかなと。
もちろん、サムの助けありきですけどね!