「ロード・オブ・ザ・リング」は主役級のキャラクター以外にも成長の物語があります。
メリーもそのひとり。
流れで冒険に参加したようなものだけれど、最終的には友達のために戦う決意をします。
ということで「ロード・オブ・ザ・リング」メリーの名シーンおよび名言を紹介しています。
目次
「ロード・オブ・ザ・リング」メリーの名シーン・名言
この世界に住んでいるんでしょう?
ファンゴルンの森で出会ったエントに助けを求めるも、エントたちは自分たちには関係ないから・・・という態度で相手にされず。
しかたなく「僕らに何ができる?帰ろう」というピピンに、「このままだとホビットの里も村もなくなる」とメリーは言います。
ここのシーン、胸にくるんですよね。
だって第2部の冒頭、オークたちにさらわれている途中のシーンでは「おれたちホビットの里から出たのが間違いだったのかも」と言っていたんですよ。
ただ、そのときはすぐにでも殺されそうな場面だったので、それもあるかもしれません。
でも、ホビットの里を離れなければ良かったという考えから、ホビットの里を守らないといけないという考えに変わっているところに、メリーの成長が見られるなと思うんですよね。
友達を助けたい
「この戦いで手柄を立てたいけど、僕はホビット。中つ国を救う力などない」
「でも、友達を助けたい」
ほとんど成り行きでフロドとサムの旅に加わったメリーとピピン。
危機に直面したときには、「ホビットの里から出たのが間違いだったのかも」と弱音を吐いてしまうこともありました。
しかし、フロドとサムが世界を救うために戦っている。
ピピンも、離れ離れになった場所で戦っている。
だから、そんな友達を助けたい。
メリーにとっては、中つ国を救うんだという大それた思いよりも、友達をただただ助けたいという気持ちが戦う理由なんだろうなと思います。
最初はアラゴルンやボロミアに守られてばかりでしたが、だんだん自分の意思で戦いたいと剣をとるようになるのには、メリーの成長を感じずにはいられません。
「ロード・オブ・ザ・リング」メリーにも成長の物語がある
主役級のキャラクターでなくても、見せ場や成長の物語があるのが「ロード・オブ・ザ・リング」の魅力のひとつですよね。
毎日楽しければ何でもいいや〜という感じのメリーピピンのコンビが、冒険の中で「友達のために」「大好きなホビットの里を守るために」縁のない武器を手に取り戦うのにはグッときますね。