「プリズン・ブレイク」に登場する刑務官、ベリック。
最初は嫌な奴で嫌悪感しかわきませんでしたが、どんどん良いやつになっていき、最期は仲間のため、任務のために自ら犠牲になりました。
こんなに最初と最期で印象の違うキャラクターはいないんじゃないでしょうか。
私自身ベリックは嫌いでしたが、今は1位2位争うくらい大好きな人物です。
ここではベリックのシーズンごとの性格の変化、名場面をつづっています。
目次
「プリズン・ブレイク」ブラッド・ベリックのプロフィール
- 40歳
- フォックスリバー刑務所の刑務長
- 父親を子どもの頃に亡くし、以来母親と二人暮らし
- 独身
登場シーン
- シーズン1:フォックスリバーの刑務長として
- シーズン2:脱獄した囚人を追う賞金稼ぎとして
- シーズン3:SONA刑務所の囚人として
- シーズン4:スキュラゲットのためのチームメンバーとして
「プリズン・ブレイク」ブラッド・ベリックの性格変化
シーズンごとにどんどん愛着が湧いてくるベリック。それぞれのシーズンでのベリックの印象をまとめました。
シーズン1でのベリックは嫌なヤツ
囚人と違法な取引をしたり、虐待をしていたり、何かとマイケルに目を光らせていたり・・・。
とにかく嫌な奴で、マイケルやリンカーンたちの敵として描かれていました。
マイケルの計画を阻止することに全力を尽くしますが、脱獄実行時には地下に閉じ込められてしまいました。
シーズン2でのベリックはやや面白キャラに
刑務所をクビになったベリックは、相棒のギアリーとともに賞金稼ぎ&マイケルへの復讐のため囚人を追います。
このあたりからベリックはコミカルなキャラクターになります。
ティーバッグが持ち去ったお金をふたりは手に入れるものの、ギアリーの裏切りによりお金はギアリーに渡り・・・。
で、お金を追うティーバッグはギアリーを殺害。
ギアリー殺害の罪をかぶってしまったベリックは逮捕されフォックスリバー送りに。
フォックスリバー刑務所ではいじめを受けますが、マホーンにより脱獄囚確保への協力を条件に解放されました。
しかしまたもや殺人の罪を着せられてSONA刑務所へ収監されます。SONAでボコボコにされているベリックが痛々しい・・・。
シーズン3でのベリックは応援したくなる
SONA刑務所に入れられ、過酷な監獄生活を強いられることになったベリック。
服はとられ、食べ物は与えられず・・・まさにサバイバル状態です。
いくら嫌なヤツだったとはいえ、満身創痍のベリックは痛々しくて可哀想でした。
ところが決闘で勝利してからは調子に乗ります笑
めちゃくちゃ怯えて暮らしていたのに、「ここでの生活もそんなに悪くないかもな〜」と誇らしげになっちゃいます。
シーズン4でのベリックは良いヤツ
SONAにいたベリックでしたが、暴動でティーバッグやスクレとともに脱出。
そしてマイケルやリンカーン、マホーンたちとともにスキュラを見つけ出す任務に参加します。
しかし、その任務の成功のために自らの命を犠牲にします。
「プリズン・ブレイク」ブラッド・ベリックの名場面はやっぱりシーズン4の最期
任務の犠牲になったベリック。
最期はとてもかっこよく感動的でした。
最期、マイケルやリンカーンに「ブラッド!」とファーストネームを何度も呼ばれるのも泣けるんですよね・・・。
フォックスリバーの刑務官として、賞金稼ぎとして、囚人としてマイケルたちと関わってきて共感や人を思う心が芽生えてきたんだと思います。
マイケルも言っていましたが、変わるものなんですよね。
ベリック死後の仲間の反応
ベリックが死んだ後のマイケルたちの反応からも、いかにシーズン3〜4の間に友情関係が築かれていたがわかります。
ベリックの遺体は母親に引き渡さないというドン・セルフに対して、
「話が違うぞ」というリンカーン。
「万一のときは近親者に渡すと言ったろう」というマホーン。
「あいつにはおふくろさんがいる」と怒りをぶちまけるスクレ・・・。
とくにSONAで仲良くなったスクレは、ベリックに対する扱いに怒り心頭でした。
何より驚いたのがティーバッグ。ベリックの訃報を聞いて涙を浮かべていました。
スピーチの場で感極まったのもあるかもしれませんが、「古き友よ」とベリックを偲ぶ姿には涙腺がやられました。
そしてマイケルたちがベリックと対面した際、マホーンが棺にFBIのバッジを入れたことで号泣です。
シーズン4でも嫌味なこという場面がありましたが、ほかのみんなからは仲間としてしっかり思われていたんだなと感じましたね。
とくにスクレにとっては、SONAからの脱出時に命を助けられたという恩もありよけいにつらい別れだったと思います。
「プリズン・ブレイク」ブラッド・ベリックのかわいいおもしろシーン
ベリックが憎めない!そんな笑えるけれどかわいい場面を紹介します。
捜査局のベリックだ
シーズン1では嫌悪感しかなかったベリックですが、シーズン2ではややコミカルなキャラクターになります。
思わずかわいらしさを感じてしまうのがこちらのシーン↓
「FBIのベリックだ」
「連邦捜査局のベリックだ」
「FBIのベリック」
「特別捜査官のベリックだ」
「ベリック捜査官だ」
「捜査局のベリックだ」
FBIの捜査に協力することを条件にフォックスリバーから解放されたときですね。FBIとして名乗る練習をするベリックがかわいいです。
結局実際に言ったのは「捜査局のベリックだ」でした。
そしてヘイワイヤーが殺害した男の娘に凄みをきかせるのには笑いましたね。
おれはデルタフォースにいたんだ、鍛え方が違うんだ
シーズン3で囚人とトラブルを起こし決闘をすることになったベリック。
はじめは不安な様子を見せていましたが、アセトンを浸した布を手に巻き、その手で相手を殴ることで勝利しました。
まさかの勝利に喜ぶベリック。
ほかの囚人からも賞賛され、「おれはデルタフォースにいたんだぜ」と誇らしげに自慢しまくります。
ここのシーンのベリックがかわいくてかわいくて笑
母さん!やっぱり来てくれたー!
SONAから逃れたベリックは、スクレとともに母親の迎えを待ちます。
「ブラッドリーここよ!」という母親の声にベリックは「母さん!やっぱり来てくれた!」と言って母の車にダッシュ!
ウッキウキで車に向かって走るベリックがかわいいです。
そして大好きなお母さんとハグ。かわいい。
「プリズン・ブレイク」ブラッド・ベリックの最後は泣ける!
憎らしい、でも愛らしい。そして最期は感動をさらっていくという憎い役どころだったベリック。
ベリックのいない「プリズン・ブレイク」は物足りなさを感じてしまいます。
ベリックはこのドラマに欠かせない重要キャラクターだったんだなと、いなくなってからは実感しますね。